Gitを始めてみよう！【メリットと導入方法について】

2020/05/24

サイトのファイル管理や簡単にチームで共有をすることができるGitと呼ばれるシステムをご存じでしょうか？

ご存じでも「そもそもGitって必要なの？」とお考えの方もいらっしゃると思います。

フリーランスなど個人でお仕事をされている方はあまり必要性を感じていなかったり、規模の小さい会社だと学習コストに見合わず、導入を躊躇われる方もいらっしゃるようです。

今回はGitをご存じない方やまだ使ったことがない方に向けてGitを導入する方法や、メリットを簡単にご紹介したいと思います。

Gitとは？

まずGitについての説明をしたいと思います。

Gitとはプログラムやソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型システムです。

変更履歴を含めたリポジトリの完全な複製が各ユーザーのディレクトリ内に作られるのでネットワークに接続していないオフライン環境下でもほとんどの作業を行うことができます。

他にもバージョン管理システムは存在しますが現在ではGitを採用する方や企業が多く、利便性に優れたシステムです。

メリットを理解する上で「なぜ利用されるのか」を知っておくと理解が早くなると思います。

例に挙げると「目的地への距離が遠く移動に時間がかかってしまい大変」といった場合、多くの方が車や電車を利用すると思います。

同じようにGitもサイト制作や管理における困りごとを解決するために利用されます。

たとえば、ファイルを更新前に戻したい時やバックアップを取っておきたい時にどうしますか？

恐らく一番簡単な方法は、作業前にファイルをコピーしておくことだと思います。

この方法の場合ファイル名に日付などを追加して保存することになりますよね？

少しのファイルだとこの方法でも問題ないと思います。しかし、管理するファイルや人数が増えるとどうでしょうか？

適当なファイル名をつけてしまって区別ができない、複数人で作業するので間違って上書きしてしまうなどのリスクが生まれます。

最悪の場合、作業前のファイルがどこにあるのか分からない・・・なんてことになりかねません。

このような問題を解決するために利用されるのがこのGitと呼ばれるシステムです。

Gitを使えば作業する度にファイルを複製せずとも変更履歴を管理することができ、変更前のファイルに戻すことも容易です。

そして複数人のチームで作業する際も、各ユーザーのディレクトリ内に変更履歴を含めたリポジトリの完全な複製が作成されるので他の人の作業が加えられたファイルを上書きしてしまうこともありません。

では簡単にGitの導入方法について解説します。

Gitの導入は基本的にWindowsとMacともに方法は同じです。

まずはダウンロード

Windows版のダウンロードはこちら

Mac版のダウンロードはこちら

ダウンロード後、表示される内容に沿ってインストールしてください。

正しくインストールされたかを確認するには、

windows・・・コマンドプロンプトを起動

mac・・・ターミナル起動

コマンドプロンプトとターミナルとは俗に言う黒い画面です。

恐らくデザイナーの方は使用することがあまり無いのでとっつきにくいと思いますが、今回はgit –versionと入力するだけです。

入力すると、git version 2.〇〇.〇の様にGitのバージョンが表示されると正しくインストールできています。

まとめ

今回はGitのメリットと導入方法を簡単に紹介しました。

導入するための学習やコスト以上にメリットがたくさんあります。

最近ではGitを利用する方や企業も多くなってきてるいるので是非利用してみてください。